R367 Miyako Rock Show Blog

ひでをの音楽夜話Vol.32 「ロッカーと道化師について」


 今夜は、いつもよりもちょっとばかし理屈っぽいかも(笑)

 R367M.R.Sが先日参加した大阪でのライブ。その時の映像が1曲だけyoutubeにアップしてある。

 「ピエロ」という曲である。

  1st CDには収録されていないが、かなり早い頃に書き上げたもので、オレにとっては、ま、自己満足かもしれないが渾身のナンバーである。

 オレは昔から、ロッカーと道化師が、何故か同じイメージなのだ。

  道化師と言えば、もちろんピエロ。で、サーカスの合間に登場する剽軽な宴会盛り上げ役である。

 この道化師・・・その起源は西洋で、王様が宮廷を築き、国を支配していた頃である。ウィキペディアで歴史的に紐解いてみると、下記のような注釈が登場する。

 「宮廷道化師の仕事は、その名の通りの主人または周囲の人物達を楽しませる役割を担っていた。また、宮廷道化師達は小人症などの肉体的障害を持っているものが多く、笑い物としての対象にされていた。しかし、君主に向かって無礼なことでも自由にものを言うことができる唯一の存在でもあった。」

 そんな時代に、もちろんロックなどという音楽はなかった。しかし、恐らく一部の道化師は、言わばロック的な言動を行なっていたのではないかとオレは勝手に推測し、思い入れている。

 なぜならば、「君主に向かって無礼なことでも自由にものを言うことができる唯一の存在」だったからだ。

 ロックという音楽は色んな定義が出来ると思うのだが、オレにとっては、ひとつの側面を表現をすると、「権威的な存在に対して、音楽という表現でそれを批評する行為」である。

 だから、ロックは音がデカいし、不良的なイメージも付き纏う。反抗的な印象を一般的に与えることも多い。

 そんなロックが生まれて約半世紀近く・・・その間の歴史において果たしてきた役割を考えてみる時、オレは、そのロックを奏でてきた多くのアーティスト達は、ある意味、道化師的な存在だったのでないか・・・そんな勝手な思い込みがあるのだ。

 ちょっと話は飛ぶが、PANTAという、オレがひじょうに尊敬している日本人ロッカーがいる。氏の曲の中に「トリックスター」という歌がある。これは、オカマを題材にした作品なのだが、社会の中での道化師的役割を果たす存在が徐々に抹殺されていく様な世界を歌ったものでもあるのでは?と、オレはまたまた勝手に解釈している。

 ん~・・・かなり難しいところに突入してきた。か?

 今夜は、コレ、まったく纏まらないかも(笑)

 失礼。

 このPANTA氏の曲名である「トリックスター」。この言葉をウィキペディアで検索すると・・・

 神話や物語の中で、神や自然界の秩序を破り、物語を引っかき回すいたずら好きとして描かれる人物のこと。時には悪意を持って行動するが、結局は良い結果になることが多い。引っかき回す行動としては、盗みやいたずらというパターンが多い。抜け目ないキャラクターとして描かれることもあれば、愚か者として描かれる場合もあり、時には両方の性格を併せ持つ者もある。文化的に重要な役割を果たしているとき(例えば、火を盗むなど)や神聖な役割をしているときでさえ、おどけてみせたりもする。文化的英雄であると同時に悪しき破壊者であり、あるいは賢者であり悪者など、法や秩序からみれば一貫性を欠いた矛盾する役割が属性である。コヨーテやワタリガラスが関連づけられている。多くの文化では、トリックスターと文化的英雄は結びつけられることが多い。例えば、ギリシア神話のプロメテウスは、人間に火を与えるために神の元から火を盗んだが、彼はトリックスターとしての性格よりも文化的英雄としての方が有名である。例えば、北アメリカインディアンの伝承では、コヨーテの精霊が神(星や太陽のこともある)から火を盗むが、こちらは文化的英雄としてよりも、トリックスターとしての性格の方が大きく現れている。これは、他の話との関連のためで、プロメテウスは知性のある巨人であったが、コヨーテは単なるいたずら者と見なされることが多い事に関係している

 PANTA氏は個人的に本当に大好きなアーティストなのだが、中でもオレはこの曲に何故か一番強い思い入れがある。

 ここで歌われる「トリックスター」も、宮廷道化師と重なり、そして現代のロック・アーティストへとオレはどうしてもイメージが連らなっていくのだ。

 ちょっとここで、話はいきなり現在の日本の状況へと、またまた飛んでいく(笑)

 いや、しかし笑い事ではない。

 3・11の震災、そしてそれを契機に明るみに出てきた原発エネルギー問題。我々の様な民を最優先に思う政治家や官僚も一部には居るのだろうが、政権中枢の人間たちは、オレはとてもじゃないが、そんな人格者には全く見えない。

 しかし、オレ達がこれまで選んできた面々だ。もちろん自分を含めて、多くの大人たちは深く反省すべきではないかとオレは思っている。

 そして、このままの状況が続けば・・・オレ達の次の世代は・・・一体どうなるのだろう?

 愛すべき息子の時代、そしてあなたたちにとって、自分の命以上にきっとかけがえのない子供たちが迎える未来・・・。

 しかし、そんな声は、この様なネットを通じてはかなり上がってきてはいるものの、まだ多くの人々は黙ったままじゃないか?もちろん、それを非難するつもりはないが。

 オレは、そんな、おとなしい人達の一定数はきっと良心的だと信じているし、その良心に基づいて、もっと自分なりの方法を見つけて何らかのカタチで思うところを声を上げてほしいと思う。

 そして、どんなに非力であっても、自分が営む仕事や音楽がそんなきっかけにちょっとでもなってくれればと・・・まぁ、オメデタイかもしれないが、オレは常に思ってはいる。

 決して偉そうに言うワケではなく、現在のバンドを組んだ時から、その思いは変わっていないし、3・11以降、その思いは一層強くなっている。

 オレたちのバンドは、世間一般で言うところのプロフェッショナルではないし、お聴きいただければ分かるが、技術もセンスも極めて未熟だ。

 しかし、陳腐な言葉になってしまうが、スピリットだけは・・・オレは、あると自分では思っている。

 ので、まったくの手前味噌だが、今夜はこの曲「ピエロ」をご試聴くだされば幸いである。

 ピエロなので、子供たちに向けたメッセージとして書いた曲だが、先述の良心的でおとなしい人々も同時にイメージしています。

 どうぞお気遣いなく、思ったところをビシバシご批判いただいて大いに結構。

 あ、そうそう。聞き取りにくい箇所も多いかと思うので、歌詞も記しておきます。

 それから、音もバランスもめちゃくちゃ悪いです・・・スミマセン(笑)

 ところで・・・・・纏まったのか?コレで・・・(笑)

 ではまた。

 youtube 下記URLをクリック。

 http://www.youtube.com/watch?v=Bwafy8LmwGs

ピエロ     作詞・作曲 田中英雄

 言いたいことが あるんだったら言ってみな

 やりたいことが あるんだったらやってみな

   いつもビクビク何かを気にして いつもどこかの物陰に隠れ

   恥ずかしそうにモジモジしてる ちょっと勇気出して一緒においでよ

   くるくる回るただ目が回る ヘンな踊りさほら見てごらんよ

   面白そうだろ近くにおいでよ ブカブカの体にでっかい足元

      俺はピエロだ! お前たちは何者なんだ

      一人ひとり 顔を見せて

      俺はピエロだ! 目を凝らしてよく見てみなよ

      王様はいつも裸だぜ

 言いたいことが あるんだったら言ってみな

 やりたいことが あるんだったらやってみな

     この世の中はへんな事ばかり いつもまともにゃ考えられない

     だけどそのうちなんとかしなくちゃ だから頑張って考えてみなよ

     クラクラっと倒れそう ただぶっ倒れそうで

     ちょっと休もう 息抜きしようぜ

     こんな時にはイタズラしたいねぇ? 俺が一緒なら平気なはずだぜ

      俺はピエロだ! お前たちは何者なんだ

      一人ひとり 顔を見せて

      俺はピエロだ! 目を凝らしてよく見てみなよ

      王様はいつも裸だぜ

   Oh woh woh 本当はみんな

  わかってるさ そんな世界には Bye Bye

(ひでを・談)

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