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ひでをの音楽夜噺 Vol.65 「レオン・ラッセルの思い出」


 

まずファンの方には、そして誰よりご本人に失礼ながら、後ほど登場するウェディングアルバム以降、この人の活動はほとんど知らないままで今夜に至っている。
しかし、ある意味そんな恥を忍びながら夜噺に書いておこうと思ったのは、この人を知ったきっかけ、そして数は少なくとも僕がよく聴いていた曲のインパクトが未だに全く色褪せないからだ。
思えば、イメージとしては脇役あるいは裏方でありながら、主役を食ってしまう様な存在感のある人だったのではないだろうか。
そう。ジョージ・ハリスンが立ち上げたあの有名なバングラデシュ・コンサートで初めてこの人を知ったという方はとても多いはずだ。
僕はそれまでにその名前とルックス、数枚のレコード・ジャケットや当時のミュージック・ライフという音楽雑誌に掲載されていた記事、そして声だけは分かっていたものの、この人のパフォーマンスをはっきり確認したのはやはりそのコンサートだった。ちなみにジャンピン・ジャック・フラッシュと言う曲もそれまで知らなかったのだが、曲のカッコ良さも相成って、本家とそのファンには申し訳ないが、僕はその曲については未だにそのコンサートでのレオンの演奏バージョンが一番好きだ。


また、代表曲とされている「ソング・フォー・ユー」、「スーパースター」、「マスカレード」の3曲はご周知の様にカーペンターズ、ジョージ・ベンソンのカバーで売れて有名になった。「スーパースター」は僕が知る限りレオンが唄っている音源は恐らくオフィシャルには存在しないと思うが、他の2曲はいずれも僕はレオンのオリジナルの方が圧倒的に大好きで、中でも「ソング・フォー・ユー」のあのダミ声の後のピアノ・ソロの途中にポロン…と出てくるブルージーなフレーズはいつ聴いてもゾクッとくるくらいにカッコいい。


もうひとつ脇役的な所で言うと、エリック・クラプトンの一番最初のソロアルバムに収録されている「ブルース・パワー」という曲があって、まぁわりと単純で、しかし当時のいわゆるスワンプ感満載のゴキゲンな曲なのだが、なぜか僕は昔からこれが大好きで、エリックのナンバーで3本の指に間違いなく入る 。そして、この曲がエリックとレオン・ラッセルの共作。レオンはピアノで参加している。

ではしかし、そんなレオン・ラッセルの、肝心のアルバムは結局何も知らないのか?…と言われれば、実は当時かなり聴き込んでいたアルバムが2枚だけだがある。もちろん今でも大好きだ。

まずは1976年に発表されたウェディングアルバム。

ちなみに、今回の訃報を知ってから、今まで自分で気付かなかったことが一つあった。

男女のデュエットについてだ。
誰と誰がどう…とか、あまり意識したことは無かったし、選べと言われれば恐らくアシュフォード&シンプソン、またはマービン・ゲイとタミー・テレル、あるいはマリリン・マックーとビリー・デイビス・ジュニア辺りだろうか…
いやいや。振り返ってみれば、自分はこのウェディング・アルバムでの2人の組み合わせが誰と誰よりもダントツに一番好きで、それは今でもそうなのだ。
メアリーの黒人ならではのハリのあるハイトーン、そして一度聴いたら忘れられないレオンのこのダミ声との絡み!ある意味、ギャップ感が凄いのだが、これがもう今あらためて聴いてもとても素敵で、しかもアルバムに収録されている他の曲も全くハズレがなく大好きだったのを、今回再認識した。

そして最後に。

そのウェディング・アルバムの恐らく1年前に邦題「鬼火」で発表されたアルバム。9曲目に収録されている「ブルーバード」はレオンの曲の中で僕が一番大好きなナンバーだ。
では、それを聴きながら・・・。

心からご冥福をお祈りします。

R.I.P.

Mr.Claude Russell Bridges
2 April 1942 – 13 November 2016

(ひでを・記)

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