R367 Miyako Rock Show Blog

ひでをの音楽夜噺 Vol.63 「R.I.P. Prince Rogers Nelson.」


今年の音楽夜噺、はやくも4回目で、すべて訃報・・・。

しかしボウイにしろ、モーリス・ホワイトにしろ、そしてキース・エマーソンも、

あらためて偉大な先人たちが残した素晴らしい音楽という遺産を

じっくりと聴きなおしてみるとても良い機会にもなった。

もちろん残念で悲しいことではあるが。

 

さて。

 

僕にとっては、今回ほど残念な訃報はない。
近年亡くなった大物の中でも、プリンスの場合は特に。

何故か・・・。

その理由を書く。
数年間、レコード会社との揉め事こそあったものの、ブランクは一切なく、ずっと第一線を走りつづけ、近年には3RDEYEGIRL というこれまでになかったカラーの新しいバックを従えて素晴らしい新譜を発表し、ライブも行っていた矢先の出来事だったからだ。
新しいバックバンド、今までと比べてメンバーも少なくてシンプルだから色んなハコでも似合いそうだし、なので久しぶりの来日も十分有り得ると本当に期待していた。
それにプリンスは、50代半ばを過ぎても太ったりハゲたりなど全くなかったし(w)、ライブでの動き、身体のキレもデビュー当時そのままだった。
そして肝心の新譜の音。
とにかく今までの中で一番ロック色が強く、ライブ向きのナンバーばかり…
何度も言うが、もう心の底から残念でならない。

 

とにかく僕は、この人について書き始めると、もうキリがない。
しかし、それなりに整理して書き終えられそうな予感がする。
と言うのはまず、年初に買った「プリンス論」という書籍を読了していないのと、プリンスの場合は著作権管理がかなり徹底していて、他の大物と比べてyoutubeに上がっているオフィシャル映像がとても少ないからだ。
そして、玄人素人問わずSNSやブログ等では音楽的なネタもさることながら、業界との闘いの物語や本質を突いた発言等にもいろんな人達か多く触れていらっしゃるから、この点についても今さら書いても仕方ないし。
自分のために、書いておきたい事は二つだけ。
イメージとしてはちょっと「近寄りがたい天才」かもしれないが、そんな存在の中でも僕にとってのプリンスは、とても親近感のある人だった。

いや、お会いしたことはないが。

 

ライブは1988年、LOVESEXYツァーの来日時に大阪へ観に行った。

もちろん今までに観たライブの中でも間違いなく5本の指に入る。

バックにはシーラE、そしてあのキャットのダンスも最高だった!

 

話を戻す。

プリンスに対する僕の親近感。

それには二つの理由がある。
まず。
今回の訃報について、誰か海外の有名な音楽評論家が書いている言葉がたまたま目についた。
「記号の迷路」と言う喩え。
全てにおいて完璧と言える人だが、敢えて言えば僕はプリンスのスタジオ録音がライブ・パフォーマンス以上に好きだった。
そう。まさに「記号の迷路」。
その「記号」は、まぁ生意気な事を言えば、自分が大好きな「記号」の数々であり、それらがまさに「迷路」のごとく入り組んだ世界だから。
具体的には。
ジェームズ・ブラウン~スライ&ザ・ファミリー・ストーン~ファンカデリック=パーラメントといった所謂ファンク・ミュージック黎明期の一連の流れ。
片や、ビートルズ、そしてジミ・ヘンドリックスに代表されるサイケデリックなロック&ポップ。
そして、スティービー・ワンダー。
もっとも、初期のインタビューで彼が一番影響を受けたアーティストにジョニ・ミッチェルを真っ先に上げていたのは…僕が英語圏の人間ではないせいか、あまりピンと来なかったが。
いずれにしても、僕が大好きな「記号」の数々が笑ってしまうほど見事にスリリングに散りばめられているから、もし僕がとても英語が堪能だったら、絶対にメチャクチャ楽しく話が出来そう!と、ずっと勝手に思い込んでいて、その思いは今も変わってない w
もっとも、プリンスに天才を感じるのは、録音技術がアナログからデジタルへの大きな転換期だった80年代以降のアーティストとして、その両方の音の散りばめ方が見事なだけでなく、しかもそこに作為的な匂いも全くないという点もある。

他にも、プリンスの音のコラージュは、時にはクラシック、ジャズはもちろん、もっとコンテンポラリーな現代音楽も強く感じるし、

要するに彼が好きな音楽、アーティスト、アルバム、曲・・・すべてが、きっと僕が興味がないものは全く無いと・・・僕は今でも勝手に思い込んでいる w

 

ま、そんな勝手な理由での親近感。

 

そしてもうひとつの理由は、世代である。

1958年生まれ。

僕より、ほんの3年だけ兄貴なのだ。

ほぼ同世代と言っていいと思う。

ちなみにプリンスは日本のミュージシャン数人にも楽曲を提供しているし、

日本のスタジオでも録音、発表している。

世代が違う、大好きなアーティストは大勢いる。

しかし、同世代で大好きなアーティストと言えば、そんなにいない。

でも、その中でプリンスは、世代の違う年上のアーティストと並んで、

僕にとっては最高のアーティストであり、

しかし、同世代だから親近感もあるという話・・・

 

なんだか・・・何を書いているのか自分でもよく分からなくなってきたので w

 

ひでをの音楽夜噺、恒例のyoutube特集に移る。

 

まず最初に、先述の「記号の迷路」の名曲。

ベース音のない画期的なファンク・ミュージックの「KISS」が収録されたアルバム「PARADE」の1曲目。当時、レコードを買って針を下ろした途端に目から鱗だったのを、今でも鮮明に思い出すナンバーである。

 

 

次。

LOVESEXYに収められた、これも大好きな曲。

シーラEとCATがまた最高♥♥

自分にとっては‘88年の来日ステージが蘇る映像だ。

 

そして、僕にとってのプリンスは、大好きなギタリストでもあった。

確か、ローリング・ストーン誌が選んだ

世界で最も過小評価されているギタリストの第1位だったんじゃなかったっけ!?w

 

 

次。

最も新しいプリンスが・・・この爆音だった。

来日しないのなら、こちらから観に行ってやる!

と言うくらい、本当に来日を楽しみにしていた・・・

初期のヒット曲もこんなにROCKな演奏なのだ!

たまりません♬

 

さて。

そろそろ締めます。

あと1曲だけ。

 

最後までお読みくださった奇特な方、今夜もどうもありがとう。

 

本当に、心の底から、ぜひ一度会ってみたかったです。

 

R.I.P

Mr.Prince Rogers Nelson (June 7, 1958 – April 21, 2016)

 

 

 

 

 

(ひでを・記)

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